2014-10-24から1日間の記事一覧
小津安二郎監督。 人物の配置、奥行きの撮り方が非常に綺麗な作品。どのショットを静止画として取ってきたとしても、写真として成立するようにみえる。これがどういうことかというと、もっとも優れた映画にしかなし得ない、芸術的な映画の域に達しているとい…
溝口健二監督。 溝口監督の大作、後編である。真山青果作「元禄忠臣蔵」を映画化したものである。 特に、女が男装をして男に会いに行くシークエンスが秀逸である。
溝口健二監督。 真山青果作「元禄忠臣蔵」を映画化したものである。 冒頭、遠景の座敷でストーリーが進行するのかと思いきや、カメラが横にふれて近景で殿中刃傷が起こる。その後にも良質なショットが多く、観ていて非常に綺麗である。 一つのショットが長い…