a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

2014-10-24から1日間の記事一覧

東京物語 (1953) - 家族の絆が喪失し、そして再生する物語。

小津安二郎監督。 人物の配置、奥行きの撮り方が非常に綺麗な作品。どのショットを静止画として取ってきたとしても、写真として成立するようにみえる。これがどういうことかというと、もっとも優れた映画にしかなし得ない、芸術的な映画の域に達しているとい…

元禄忠臣蔵 後編 (1942) - 壮大なストーリー、後編。

溝口健二監督。 溝口監督の大作、後編である。真山青果作「元禄忠臣蔵」を映画化したものである。 特に、女が男装をして男に会いに行くシークエンスが秀逸である。

元禄忠臣蔵 前編 (1941) - 壮大なストーリー、前編。

溝口健二監督。 真山青果作「元禄忠臣蔵」を映画化したものである。 冒頭、遠景の座敷でストーリーが進行するのかと思いきや、カメラが横にふれて近景で殿中刃傷が起こる。その後にも良質なショットが多く、観ていて非常に綺麗である。 一つのショットが長い…