Francis Ford Coppola監督。
言わずと知れた名作。名作の定義はさまざまであるが、私から見ればストーリーの良さと、ストーリーに完全にマッチしたカメラワークが魅力。
この中で一番好きなのは2作目である。私はコアでもなんでもない、ただの端くれなのだが、物事への造詣が深く創造力にめぐまれた人は2作目を好む傾向がある。かの宇多田ヒカルは、2作目が一番好きと公言しているそうである。確かウディ・アレンも2作目を好んで居ると、インタビューを受けた際に語っている。
2作目は、ビト・コルリオーネとマイケル・コルリオーネの対照的なドラマがたのしめて、ここまでのヒューマンドラマになっているのは、他をあたってもほとんど無い。
ちなみに、3作目では、マイケルが糖尿病 diabete なのだが、アルパチーノの糖尿病演技がうまいと専ら評判である。
低血糖発作と、高血糖発作の両端の演技がうまい。
1作目は、私の勉強不足かもしれないが、マイケルがいきなり逃亡先で結婚するのが謎で、戸籍操作をして身を隠したのかと勝手に想像してる。多分それで解釈は合っているだろう。ラストシーンは映画史に残るが、個人的にはビトがトマト畑で死ぬシーンが最高だと思っている。