Peter MacDonald監督。
前回ベトナムへ作戦を実行しに行って酷いはめに合わされたRambo。今回はベトナム戦争の時から上司と部下の関係で深情がうまれている大佐を助けに、アフガンへと向かう。
Ramboは前回の作戦で懲りたのか、世捨てをして格闘技でその日暮らしをしているシークエンスから始まる。そこに大佐が噂を聞きつけて現れ、アフガンでの作戦に強力してくれるように依頼するのであるが、Ramboはにべもなく断る。しかしその後、大佐がアフガンで捕まったとの知らせを聞くやいなや、単騎でアフガンへと赴くのである。
もはやベトナム帰還兵の苦悩というテーマは消え去っている感が否めないのであるが、これはこれで楽しい作品。もう少しRamboと大佐の心理描写を入れても良かったのではないかと個人的には思われる。また、大佐のアクション演技は思ったより下手くそである。
アクション映画における王道として2丁拳銃もよいけど、弓矢も凄く見栄えがする。弓矢でヘリコプターのコクピットにいる男を打ち抜く様など、アクション映画ならではの醍醐味を付いている。つまり、そんな超人的な攻撃など現実にできない筈なのに、映画のなかで不自然にみえない形で実現してくれる。
ゲリラ戦が得意という看板で有名なRamboなのに、最後は平地で堂々と戦車を乗りまわすという、もはや何でもありの作品。