a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

DIE HARD2 (1990) - 空港を利用した、創意工夫にあふれる作品。

Renny Harlin監督。

空港というセットでこういうことも出来るんだという、創意工夫に満ちた作品。

音楽同士の対決が観られる作品でもある。味方の形而上の音楽と、敵の形而上の音楽を、交互に流していく。作品全体を大きく盛り上げることができるのである。

敵の倒し方に、アメリカ独特のプラグマティズムを見た気がした。映画上のヒーローは、敵の大将を直接撃ち殺す必要はないのである。敵になぐられて飛行機から落とされたのだとしても、敵の飛行機を爆墜できれば目的は達成されるのであり、本作ではそれが実行されている。ヒーローは敵の大将を力でねじ伏せなければならないという、ステレオタイプのヒロイズムは踏襲されていない。そのような点に好意がもてる作品であった。