金崎貴臣監督。
ストーリーにしても、アニメ技法が優れる跳躍の描写も、まったく不足している。まず作画があちらこちらと不自然である。
まず、人物の移動やその軌跡から生まれる効果を理解していない。所詮この程度かという感じである。
ただ商業的なイメージをつぎはぎし、適当に雰囲気で音楽を貼っている。特に観る必要があるのか、いや在るはずはない。
中盤、ルパンが橋から落ちそうになって、行動をともにしている女の子が思わず手を握ってたすける。ルパンが「ナイスキャッチ!」と言ってニコニコしている。いや、ナイスキャッチじゃないでしょう。情けない。