a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Jersey Boys (2014) - 安定的なカメラワークの技術水準を魅せる。

Clint Eastwood監督。  

それぞれのショットはいずれも動的で、アングルは前のショットとは微妙に高低差があり、かつ俯瞰ショット、背後から撮るショット、歩いている主人公をカメラ移動、車のパン撮影もきれいに撮れていたし、全体的に技術水準の高さを感じた。私が一番動揺したのは、カフェで赤茶色のソファーに座り、ヴァリとその娘も赤のまじった茶色い衣装を着ているショット。ここで頼まれたドリンクはコーラなのだが、そのコーラによって画面の色味がついに統一されたところである。カフェであるから安直にアメリカンという筋ではなく、あえて父親がコーヒーを無理矢理ふたつ注文するのではなく、娘が自ら勝手に好きな飲み物としてコーラを選ぶのが、また良いのである。

出演のRenée Marinoが顔立ちとして好みであった。目鼻立ちしっかりしているイタリア女である。