a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Interstellar (2014) - ブラックホールから交信するのは、もはやSFではなくファンタジーである。

Christopher Nolan監督。

ダークナイト ライジング』も製作している監督であるが、どうにもぱっとしない画面しか撮らない。画面を構成するための技術は、移動、パン、ティルト、ズームの四種類をどのように組み合わせるかに分類される。もし静止させるのであれば、人物の顔をどの位置から撮るのかだけでも星の数ほどバリエーションが生まれるだろうが、本作ではほとんど一種類程度しかバリエーションがなく、人物の会話は単純作業的な切り返しショットのみで構成される。技術不足である。

それに比べれば、CGでワームホールブラックホールを両方堪能できる映画として、私は少しわくわくしたのであるが。まさかブラックホールの中まで体験できるとは思わなかった。本作を観るとすれば映画館か、3Dで観る場合のみシネマの快楽があるだろう。