Bernardo Bertolucci監督。
心の交流を直球で捕らえた映画。モダンであると思う点は、iPhone3かもしくは3Gが直接画面に登場し、もしくは主人公がPCをいじっているショットが多いことなどである。いまだに、新作でもiPhoneを登場させなかったり、古い電話器や公衆電話を登場させるものがある中で、本来であればiPhoneシリーズは2010年代の映画にもっと登場しても良い。ただし、それは時代を記録するという映画の一側面である。本作は、本当に上手くiPhoneを扱っている。
本作のよさは、おそらくイタリアで現実の現象として起こっている、人間関係の希薄化を扱う点である。