a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

おもひでぽろぽろ (1991) - 女の子の弱みそのものまで描いた作品を観る。

高畑勲監督。

小学生時代のシークエンスなど、私にも「あるある」と共感できるような場面ば

かりである。こういう、的確で繊細な描写ができるということで、スタジオジブ

リはアニメ界における優等生なのであって、その意味において天才肌なのではな

い。

ところで、本作は人間の、特に女の子の弱みそのものを描写しているような作品

である。

映像では、登場人物の心情と背景に関連性を持たせる。