a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

City of Women (1980) - 国ごとの女の個性を観る。

Federico Fellini監督。

国による映画感性の違いとは、ひとつには女の人間社会に対する振舞い方にあるのではないか。どの国の映画においても、男の社会や家庭への関わり方や、人生に対する価値観がいかにステレオタイプで単純であるかという点において男はいかにも普遍的である。一方で普遍的で無いのが女であり、イタリアにおいては単純に表現して情動的で、同様にフランスにおいては恋愛至上的で日本においては貞操的というように、国によって一定以上の変化を見せる。拡大的に見て結局のところ国の個性とは女にあるといったら過言だろうか。そうでもあるまい。