Dario Argento 監督
撮り方が非常にうまい。
今では有名かもしれない、扉ののぞき穴を見ているとそこに銃口を突きつけられて、あっという間に目から脳にめがけて射撃されてしまうというのは本作から始まった。レオス・カラックスが『ポンヌフの恋人』で真似した。こちらは丁寧にスローモーションまでかけてくれて、そのショットの怖いこと怖いこと。
女優が、尻が目立つようなズボンを履いて、猟奇的趣向の犯人が出てくる映画としては罪な作りである。
(こわい撮り方である。あと少し銃弾が左にずれていたら我々観客に当たっていたかもしれない。絶妙な角度である。)