a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

STAR WARS: THE FORCE AWAKENS(2015) - アメリカ人監督がまさかのアメリカ映画かぶれ

Jeffrey Jacob Abrams 監督

 私、J.J Abramasが好きではないのだ。観てみたらやはりつまらなかった。彼は脚本家としてキャリアを積んできて認められているけれど、それ故なのか因果なのか、アメリカB級映画かぶれした脚本ばかり好んで書くのである。本当に安い脚本ばかりの独創性の皆無な模造品を書く。それがとても不快である。今までの『スターウォーズ』シリーズの愛好家であれば、本作を観て違和感を感じ、「こんなの、スターウォーズの世界観じゃない!」と感じたことだろう。それは当然の感想である、演出の土台がB級映画から端を発しているのであるから。中途半端に笑いを取ろうとするJohn Boyegaの安い脚本や、アメリカ映画のどこかで見たことのある演出のon parade(オンパレード)が、スターウォーズのフォースを台無しにしたのである。これは確かに『スターウォーズ』シリーズの演出ではない。

 実際的にある問題は、こんな完成度の低い『スターウォーズ』シリーズの続編で映画好きを騙せると思っているプロデューサーと制作者にあるのだが、さらにCGにも全然金がかかっていない。なるべく金をかけないように節制している。しかも、続編ありきでしかストーリーが完結しないように、商業主義にまで毒されている。役者は無名が多いものの、頑張って仕事をしている。映画音楽はcheapな編曲である。前作シリーズまでの積み重ねがなければ何も演出できない、本当に困った制作陣たちである。

(なんかアホみたい。これがダークサイドの司令官ですか??www)