Russ Meyer 監督
繰り返される単調な音楽のために麻痺したような映画世界に、次々と妄想が広がっていく。このテーマ音楽がなければ、あまりにも単調すぎて映画としての体をなさないだろう。テーマはあるが筋などあったものではない。どちらかといえば、鬱になってしまった人は本作を一日中続けて10回くらい観れば軽い鬱なら吹き飛んでしまうかもしれない。そういう、主にテーマだけで存在しているような
映像作品。アレハンドロ・ホドロフスキーが言っていた"therapy picture"という言葉を思い出した。