a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Dheepan(2015) - 良さが、わかりません。

Jacques Audiard監督

 

 映像は、本当に綺麗。撮影も素晴らしい。私がもし受賞するのであれば、それはフランスにおける移民の苦悩にスポットを当てたことが2015年の欧州の風潮に極めてマッチしたから、という理由をつける。しかし、気に入らないのは後半になって急にアクション映画になった点に尽きる。しかも、フレンチのゴロツキという極めてありがちな悪役が出てきて、突然の銃の乱射、車の爆発。フレンチvs.移民の肉体的な対立を作り始めた時、私が観る理由がだんだんと消えていったのは事実である。