a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The revenant (2015) - 責任の所在を神に丸投げする

Alejandro González Iñárritu監督

 

過剰なクローズアップと、画面が揺れるのを厭わない大胆なカメラ移動によって、さながら観客自らが主人公のように感じる。もはや使い古された、復讐の責任の所在を神に丸投げする、アメリカ文化ならではの病が、本作でも十分に蔓延している。本作から、罪の意識に対する、あらゆる救済はもたらされない。