Rofusz Ferenc監督
監督のこれまでの作品の要素が絡んでいる。作品とは、過去の作品群の要素を取り込みつつ、常に未来に向けて前進する集合体であるということが本作からわかる。本作では、人生の流れが10分でわかる。それだけではなく、土の中に埋められてブラックアウトした画面が、一瞬ホワイトに変わる瞬間がある。この瞬間が、人間において存在するかどうかということが、宗教でも倫理でも、小説でも映画でも、長年にわたりテーマになっていると思う。これからも、勿論答えは出ない。
(綺麗な表現をしている)