a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

All Nothing(1978) - 虹

Frédéric Back監督

 

監督のテーマは生涯共通なので、『Taratata!』と根底が同じ作品。物欲が、どのようにして人間を暴力的にし、その幸せを奪うかを描く。最後に、その幸せを想像するかのように、口をへの字にふさぎ、その口の輪郭がクローズアップされて虹ができる。この終わり方は独創的であり非常に評価できる。