a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

1940年代 ベスト

My Darling Clementine (1946) - 豊かな脚本

John Ford監督 表面的では無い、人間の核心に迫る作品。

The Grand Dictator (1940) - 諸々要素

Charlie Chaplin監督 映画ジャンルの様々の手法を網羅している。それはコメディの手法として勿論のことである。恋愛が発生するまでを丁寧、ロジカルに描写したシークエンスがある。最後の演説は有名すぎる程であるが、群衆が反応したショットを入れることで…

Carnegie Hall(1947) - 音楽家とのコラボレーション

Edgar G. Ulmer監督 Rubinstein、Heifetzが登場して、しかも拙いながら役者として演技するという、それだけで価値のある作品である。主人公の半生を、実在のCarnegie Hallの演目と行き来して描写する、古典的ながら確実な方法で、見事に鮮やかに描き切ったの…

All the King's men(1949) - 酒により悲劇が始まる

Robert Rossen監督 偶然酒に溺れたことにより、幸か不幸なのか、「選挙に勝つ方法を知って」しまった哀れなWillie Sarkeの物語である。Broderick Crawfordの父権主義的な外見と演技が、その悲劇を引き立てた。必要に応じて短いシークエンスをつなぎ合わせて…