a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Priklyucheniya Neznayki i ego druzey (1972) - 気球の旅

Roman Kachanov監督 題名の英語訳が不明である。気球の旅に出る少年の話。監督の人形アニメで、空を浮遊し続けるシーンは珍しい。子供心に溢れた作品。 (気球に乗り込む)

Metamorphosis (1978) - 気づき

Roman Kachanov監督 険しい顔をしたいたずら好きの少年が、盲目の少女と出会い、何らかの心の変化があった。

Two Tickets to India (1985) - 虎

Roman Kachanov監督 虎の筋肉隆々な様がうまく描写されている。

Cheburashka Goes to School (1983) - 風刺

Roman Kachanov監督 チェブラーシュカは学校に読み書きを習いに行くが、そこには教師が人手不足で、ゲーナとシャパクリャクが教えることになる。

Shapoklyak (1974) - おばあさん

Roman Kachanov監督 シャパクリャクも根強い人気があり、コスプレヤーもいるらしい。監督が以前用いた、電車の題材が発展して使われている。

Cheburashka (1971) - タヌキ

Roman Kachanov監督 躍動感のあるチェブラーシカシリーズの二作目。監督のユーモアが炸裂している。

Gena the Crocodile (1969) - ワニ

Roman kachanov監督 良作のアニメ。若いワニの設定だが、常にパイプをふかしている。

The Granddaughter was lost (1966) - 名回想

Roman kachanov監督 セリフ無しで一つのストーリーを描写した良い作品。回想シーンが二箇所ある。どちらも手紙の文字を提示し、それらが集合し変形し、線描のアニメーションとして回想部分が可視化される工夫があった。 (回想)

The Cloud in Love (1959) - 大陸

Roman Kachanov監督 色使いが綺麗な作品。ロシアは西欧とアジアにまたがる国であり、そして日本まで隣接する。私がロシアの感性に触れると、それを通じて大陸全体のエッセンスを感じるように思える。

How The House was built to The Kitten (1963) - 働く車

Roman Kachanov監督 迷える子猫が街をさまよい、無事に持ち主の家に帰るストーリー。幼稚園生であった私は、NHK教育テレビで働く車がお互いに会話するアニメーションを見た気がする。その30年以上も昔に、本作は工事に使用する車を擬人化した。 (クレーン)

Alesha's Tales (1964) - アニメと実写

Roman Kochanov監督 アニメーションのシークエンスと、実写のシークエンスが交互に示される形式として、完成度の高い作品となった中で私が知る限り最古の作品である。少年が一人でおもちゃ遊びをしている。そのうち、想像力が先行しはじめ、遊びの世界のアニ…

Little Masha and The Bear (1960) - 丁寧

Roman Kachanov監督 丁寧に制作された、可愛らしい作品。

The Portrait (1965) - ありきたり

Roman Kachanov監督 ありきたりなストーリーと、使い回された主題でできたアニメである。これをロシアの美的感性で表現すると面白いことになるとわかったのが本作のアニメーションである。 (動物を擬人化した作風だ)

Rivals (1968) - 異国風

Roman Kachanov監督 異国風の題材を用いて、映画制作風景を混ぜながら話を展開する。独創性のある作品である。 (化け物の回想をする老人。)

The Miracles of Technology (1986) - 新旧

Roman Kachanov監督 旧来のSFのようでありながら、新鮮味の溢れるSF。

The Injury (1962) - 緻密

Roman Kachanov監督 緻密なアニメーションであり、毛糸を主な描写の道具としている。

Mama (1972) - 危機感

Roman Kachanov監督 子供をひとり家に置いて、子供のことが心配な母親を描いた。母親の移動速度に緩急がある点と、映画と同水準の俯瞰ショットが特徴的。 (急ぎ家へと戻る母親)

A Drop Too Much (1954) - 酔っ払い運転

Břetislav Pojar 監督 飲みすぎて理性を失ったバイク乗りが、道路をどんどん加速していく人形アニメ。そのアニメーション方法が、飲酒運転の主題の中ではユニークであり、ゆらゆらと加速する主観ショットがおもしろい。

Ju Dou (1990) - 染物

Zhang Yimou、Yang Fengliang監督 染物の色を映像として活かした作品。奴隷のように虐待される女の怨恨が、別の怨恨を産んでいく様を流暢に描写している。

The Triplets of Belleville (2002) - マゾ

Sylvain Chomet 監督 かなりマゾな作品。ツール・ド・フランスに参加する選手たちがかわいそうに見えてくる。主題がひとつしかないのでわかりやすい。スタジオジブリの作品を見返すと、そこには複数の主題が常にまじっていることがわかる。そういうアニメ作…

A Little Romance (1979) - 映画愛

George Roy Hill監督 監督の映画愛を描いた作品としても観れると思う。というのも、随所に漂う映画への愛情と、人間愛に満ちている作品であり、主人公の少年が映画好きである。王道的な恋愛ストーリーでありながら、主人公たちが少年であるユニークさを備え…

Someone Like It Hot (1959) - 脚本の良さ

Billy Wilder監督 ストーリーが面白い。男二人を女装させ、それぞれ錯綜した恋愛劇を展開する内容である。

The Mitten (1967) - 跳躍

Roman Kachanov監督 アニメーションに物体の速度を感じさせる作品である。的確に入る犬の主観ショットはすばらしいという他ない。アニメーションの醍醐味は現実世界には存在しない速度の表出にあると私は信じているので、ストップモーションで作られた本作に…

Begin Again(2013) - 工夫

John Carney監督 シンガーソングライターとプロデューサーの、恋愛映画。正確には恋愛未満で終わる二人と、それぞれの元恋人や妻との恋愛が成就していく話。つまり、ありきたりなストーリーだ。プロットと、エンドクレジットに工夫があり、2010年代らしさが…

M (1931) - 口笛

Fritz Lang監督 少年ばかり狙う連続殺人の話。主観ショットのタイミングが巧みであり、かつ口笛が、盲目の浮浪者によって感知され犯人検挙に繋がるという、映画で鮮やかに描写された良作であった。この短い口笛の旋律は、妙に耳に残る。Peter Lorreの演じた…

Rear Window(1954) - サスペンス

Alfred Hichcock監督 サスペンス要素が満載の作品。面白い。

この世界の片隅に(2016) - 日記風

片渕須直監督 シークエンスが短く続くため、日記風の戦争描写に見える。

Forbidden Games (1952) - 墓

René Clément監督 綺麗な画面である。少女が死んだ犬を埋葬し、次々に墓を作っては十字架を盗んでいく。