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a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Get Out and Get Under (1920) - シンプルな三人を観る。

Hal Roach as director

古典作品を観ると、そのシンプルさが心地よいと思う。それは、近年の映画が芸術的であるのかシンプルなストーリーであるのか、中途半端に見えるからである。たとえば、人間の性の問題ーそれ自体は重要主題であるがーに着目し、背景に緑の壁紙やライトなど取り入れ、丁寧に描写する映画が多くある。が、それが芸術を志向するのか、ストーリーを志向するのか、判然としない状況にしばしば出くわす。映画が進化してきているので両方とも取り入れるのだが、そのせいで映画説話としての個性が薄らぎ、結局はテーマの選択における個性しか際立たなくなってしまっている。

キャストは"The Boy", "The girl", "The Rival"の三人だけである。その心地よさを、1世紀後に居る観客が再発見する。