a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Magic in the Moonlight(2014) - 雑になってしまった映画を観る。

Woody Allen as director

考えたことを、一字一句声に出さないではすまないらしい。本作には、ひとりでカウンターで酒を飲み、思考にふける時間は一時も無い。常に画面には二人存在し、Colin Firthは思っていることを滞りなくしゃべるためには、かならず母親に話さなければならない。これこそ映画の悲劇である。

また、Emma Stoneの下手さが目立つ。さらにプロットが雑である。Woody Allenの描く主題はいつも同じなのだが、いつも同じであるからこそ本作が下手に見える。『ミッドナイト・イン・パリ』の方がまだましである。