George Lucas 監督
物語の最後は祭典とともに主人公たちを一画面に映して、さっさとエンドクレジットに移行して終わる。『スターウォーズ』IからVIまでの作品に共通するラストシークエンスの立てかたである。恒常的な宇宙戦争に一息ついてささやかな祝祭をあげる構図が良い。
敵の戦艦や要塞への潜入によって主人公たちが活躍する本作は、CGをあまり使用しないでも作成できる選択肢があり、また膨大なエキストラを雇わなければならないような軍隊同士の衝突も起きないため、70年代のシネアストにとっては嬉しいポジションにあったシリーズ作品である。