a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Seventh Seal(1957) - 世紀末を観る。

Ingar Bergman as director

突如として自らの目の前に死神が現れ、その予感に囚われながらも発生するロードムービーである。そのため二つのストーリー展開軸があるように思う。ひとつは主人公が死神という要因により死ぬのではないかという、死という時限爆弾をストーリーであるかのように仕立てる方向性。ストーリー=時限爆弾であることは時限爆弾=ストーリーであることを示しており、『スピード』シリーズが例にとれるアクション映画の一派では、時限爆弾がそのストーリーの根幹であるようになっている。

二つ目はロードムービーである。予感される世紀末に対しておびえている世界を、主人公たちはめぐることになる。