a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

ユメ十夜 - 第一夜 (2007) - うまい

実相寺 昭雄監督

 

 夏目漱石の「夢十夜」のオムニバス映画。その一作目である。

 原作にはない要素を足さなければ、夏目漱石の「夢十夜」を映画として説得性を持たせることが難しい。本作は、時代を設定する道具として観覧車を足し、人の死という静寂を、一方で映画音楽の喧騒を足してうまくおきかえた。原作の意図を乱さなかった。