a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Rosetta (1999) - 独創的かつ社会派

Jean-Pierre Dardenne,Luc Dardenne監督

 

極端なクローズアップの状態から、カメラを移動させる。すなわち、画面が揺れることが絶え間なく、常に緊張を強いられるシークエンスだ。テクニックの独創的な良さに加え、いわゆる社会派の役割を果たし、その嗅覚に優れている両監督である。時に、主人公を貧困という社会問題の中におくストーリーがあるが、疾走するÉmilie Dequenneを軸に、永遠と、彼女を追い続ける緊張的なカメラ。