a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Tony Arzenta (1973) - こんな贅沢な映画、なかなか無い。

Duccio Tessari監督。 興味深い点として、配役のRichard Conteがあげられる。主人公の敵にしてマフィアのボスという役であるが、彼は『ゴッド・ファーザー』で主人公を裏切り暗殺しようとしたバルジーニを演じている。どちらも主人公をもっとも追いつめたボスであり、もっとも裏切りの可能性が高い人間である。彼がほとんど立ち位置の同じマフィアとして両作品に出ているという点が面白いのである。

また、銃撃が非常に早い。銃をかまえてねらいを澄まして撃つというよりは、無造作にでも銃をもった手をあげた瞬間には撃っている。