a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Coco avant Chanel (2009) - フランスの立身した女性の愛人は、交通事故に会う事になっている。

Anne Fontaine監督。

かつて『エンド・オブ・バイオレンス』で、国家組織に追われる主人公につきそう女は、ハリウッドでは死ぬ事になっているという台詞があった。それはさておき、フランスでは偉人の女性が愛した男性は、交通事故で死ぬようになっているらしい。『エディット・ピアフ』のMarcel Cerdanと、本作のArthur Edward Capelである。双方ともに史実である。本作では、どうしたらこれで映画編集できたのかと呆気にとられるような、チープな自動車事故であった。車の骨格がまがらないで横転しただけで、ポロ選手もしている屈強な男は死なない。監督は女で、だからと言うのもおかしいが、こういうメカニカルなリアリティに女は興味はもてないものではある。