Alfonso Cuaron監督。
Harry Potterシリーズの何が良いかといえば、音楽が良いことに尽きる。
本作の良い点は、舞台そのものが危険と隣り合わせであるという設定的な不安定さにある。いつでもディメンターと呼ばれる危険が来襲できるため、ストーリーの展開として偶然要素を応用できる機会が高い。さらに、タイムパラドックスを後半のストーリー展開に取り入れたため、なかなかのドラマチックな展開に仕上がった。
途中、荒れ狂う木にハリーとハーマイオニーが入るショットで、あまりにも無理やりに入っていた感覚が否めない。