McG監督。
Edward Shearmur音楽制作。
脈絡のないショットの連結をしがちなMcG監督の続編で、ゴールデンラズベリー賞最低続編賞を取った。しかし、本作のよさは衣装代えの多さにあって、そのために脈絡のない舞台変更やシナリオの挿入があってもいたし方ないだろう。前半50分までに13回の衣装代えがあり、後半120分までに更に11回の衣装代えがあった(視聴一回目)。これには、過去のシークエンスも含んでいる。
ただし一方で、唐突に人物が画面の中に現れることが特徴で、そのせいで画面の中がだんだんと騒がしくなってくる。しかし、人物が登場する敷居が低いので、彼らが画面から去っていく敷居も低いのである。そのため、「この人物は、何のためにストーリーに入ってきたのだろう??」と考え始めると、だんだんと本作が低俗な映画なのではないかとも思えてくる。
音楽に関して、本作はおそらくシークエンスの2/3以上に音楽が流れているだろうが、歌詞尽きの音楽が流れている時間の方が多い。映画のムードを演出する中で、その選曲は必要なものである。