2016-04-01 Diary of a Moviegoer (2007) - 映画監督の映画への愛。 2000年代 普通 (好みで) Nanni Moretti監督 映画監督が映画館で思い出について語る。息子とはじめて映画館に行った話、息子が7才になって『マトリックス2』を観に行く話。監督だからいくらでも映画について語れるのである。そこに家族のエピソードが加わるので、我々観客も感情移入して耳を傾ける余地があるということであろう。作りが上手い。彼の映画への愛は、仕事としての映画への愛ではなく、父親としての映画への愛として描かれている。だから世の父親、母親、独身の人も共感できる。