a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Old Man and the Sea (1958) - 映像の巧みさ

John Sturges 監督

 John Sturgesと聞いて真っ先に思い浮かぶのが『荒野の七人』、『シノーラ』などのマカロニウエスタンである。一方で本作のような自然を上手く活用しないと話の本筋すらわからなくなってしまう、上手に実写化するには難しい作品も出している。極めて原作小説に忠実である。その様は語り手と、老人のモノローグの配分にも現れており、どうにもそのバランスが私には気に食わない。映像の演出は見事である。