James Cameron監督。
Terminatorシリーズは無機質な戦闘ものの映画であるというイメージが強い。しかし、最初である本作は、人間の運命のどうしようもない部分とどうにか出来る部分が交叉し、ドラマチックに仕上がっている。特にモーテルで結ばれる二人のシークエンスでは、有名なTerminatorの映画音楽がグランドピアノver.でながれている。このシーンがTerminatorシリーズの一番の名シーンであると思ってやまないのであるが。
残りの続作は、ストーリーを遅滞させているだけの連作に近い。ドラマチックな性格がなく、ターミネーターとターミネーター別機種の決闘をするだけであるから。
試行錯誤の末、非常に丁寧に撮られている作品。