a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Interview with Vampire(1994) - あまり優れた映画とはいえない。

Neil Jordan監督。 アメリカ映画。世紀の駄作、と私が名付ける作品。トムクルーズとブラッドピットのW出演で、自分としては何かの違和感がある。Vampireにしては二人とも顔立ちが”きれいすぎる”。とにかくブラピのVampireが合わなさすぎてすごい。もっと普通の顔立ちの人間がやればよかった、という典型的な失敗例。アメリカの俳優というのはカリスマを持ちすぎていて、普通の人間の役が出来る人間が少ないのは知られていることである。この二人はゴールデンラズベリー賞のワーストスクリーンカップル賞に選ばれている。

Interview形式の映画なので意欲作なのだと思う。実際にエロスから、幼児との愛やら、孤独の葛藤やら、とりあつかうテーマの量は多かった。バンパイアの苦悩の一生を語るという内容で、良く在るようなバンパイア同士の戦闘ものや恋愛もの(島の争いになったり、もうひとり美女がバンパイアになって、バンパイア男同士が取り合いで決闘するetc)にしないあたり、やはり意欲作である。あとは、好みの問題で、なにかの人の一生を語るような映画が好きな人には、向いている映画かもしれない。女は案外と好きに観るかもしれない。