a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

L'arnac?ur (2012) - 気軽なフランス恋愛コメディー

Pascal Chaumeil監督。フランスのコメディ映画。

男がいる女を自分に惚れさせることで、カップルを破綻に追い込むという「別れさせ屋」についてのコメディーである。これでもかと高飛車なフランス人女に、別れさせ屋が挑んでいくという内容である。

日本の中でのレビューを観ると「いつ恋におちたのかわからない症候群」にかかっている人が多かった。つまり、いつフランス高飛車女は別れさせ屋のことが好きになったのか、その過程が描かれていないというのである。

これは、人を好きになるタイミングや、愛の形が国民性によって大きく異なるということを示している。何故なら、フランスでは大ヒットした映画なのである。

フランスには愛の形が複数存在していて、国民は事実婚の割合が高く、とにかく日本とは異なっている点が多い。なので、観ると新鮮である。

特に恋愛理由の描写はなくてよいのがフランスではないか。女の方が恋に積極的になるあたり、やはりフランスの映画はちがう。 それで、sexについてはその獣性がよいのだと言っている。 ところで、フランス映画の例に漏れず、全体的なカメラアングルが綺麗で良かった。