a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

サヨナライツカ (2010) - 技巧派エスニックラブストーリー

イ・ジュハン監督。 簡単にいってしまえば大人のセックスフレンドの映画。本作とは関係ないが、作者は人というものは中性に向かっていると言っている。私はそれについては断固反対で、地球の資源の上限にあわせて多様性はうまれる方向にむかい、ただ多様性をすてたものが中性にむかっているように見える。すてるというのは、何かしらの理由で富を独占して余裕のある人間のみができる。中性というのは特性ではなく、ただなにもない「無」だ。


この映画では、そのような理屈ではなく、単純にセックスフレンドのラブストーリーが描かれている。ラブストーリーにしてはコマ取りの数が非常に多く、私は多少目が回った。この映画は、技巧に凝っている。