Michael Keusch監督。
生物兵器の情報が漏れるという、非常にありきたりな話。大抵はICチップとなって、小道具の中に入るか、もっと主人公にプレッシャーをかける場合には頭に埋め込むかする。 本作もこれらの例に漏れないのであるが、面白いのはSteven Seagalがこの手の話の主演になっているということで、Seagal自身は誘拐された子を探す屈強な親として登場している。
子供が救えれば良いという理屈で、ブダペストの図書館でばんばん人を殺していく。アメリカにおける美徳や正義は、かなり個人主義的な動機に重きをおきすぎていて、公衆では大人しくするという観点がないように感じる。
さまざまな演出効果をまぜているのは良いが、まぜ方が過剰でちぐはぐしている映画。