a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Lakeview Terrace (2008) - 精神的な闇をみるが、多少雑な作品。

Neil LaBute監督。

違和感をみせることが、サスペンスのひとつの形である。それというのは、通常期待されるような反応や行動が起こらないか、もしくは別のかたちで起こることが条件である。

冒頭から中盤にかけての、Samuel Jacksonのターナー家と、その隣人で引っ越して来たマットソン家。マットソン家のカップルは普通の反応をするのだが、ターナー家の男はあまりにも不自然に描かれている。マットソンはターナーに対して不信感を抱くようになり、次第に不信感が警戒に変わる。そのため、マットソンは彼を不審がる演技をうまくやらなければならない。それが本作でうまくできているかといわると、多少疑問である。