a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Enlightenment (2002) - 蚊の視線で10分を観る。

Volker Schlondroff監督。

『Ten Minutes Older, The Cello』に収録されている、オムニバスの一つである。

「期待された未来は現在に入り、可能性は縮小する」という名言を持つ短編である。これはアウグスティヌスの言葉に拠るそうである。この高尚な名言や哲学を、蚊に語らせるなど、監督は天才であるかと思った。また、どのようにシークエンスを撮影しているのか技術的にも興味がわく作品である。