a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Paris, je t'aime : Place des fetes(2003) - 移民の悲劇を観る。

Oliver Schmitz監督。

パリ、ジュテーム』という、オムニバス作品の中の一作品である。

オムニバスの中で、移民が幸福になるストーリーが無い。なぜなのか、移民の不幸の方面へとストーリーを展開する監督が非常に多い。もしくは、旅行者が旅先で不幸になるストーリーもあった。本作はその悲劇の中でも、苛められた挙句に刺されるという嫌な悲劇である。

移民に対する幸福なストーリーが『パリ、ジュテーム』に少ないということは、パリのそのものの姿を描写して愛しているという面では非常に好感で、一方ではパリそのものの悲劇を描いているようにも感じてならない