a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Erin Brockovich (2000) - 俳優の演技に拍手。

Steven Soderbergh監督。

ストーリーは一般的である。一般的というのは、普遍的にみられるストーリーの型であることもあり、結末が読めてしまうことを指している。以前、良い俳優の定義について考察したことがあるが、本作はその内容がよくわかって貰える例であろう。「会話によって、相手の主義や言動を変化させることができること」が、よい俳優の定義である。その俳優の仕事によって、ストーリーは新しい可能性を付与されることになり、息を吹き返して生き生きと活動しはじめる。いわば俳優は映画における命を吹き込む者であり、限りなく職能的であり、また芸術的である。

本作主演、Erin Brockovich役のJulia Robertsは本作でアカデミー賞を受賞。相当の結果となった。