a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Birth of a Nation (1915) - 無言劇の境地。

David Wark Griffith監督。

役者の顔の表情、そして立ち振る舞いに注目すべきである。silent movieでは、声を直接出すことができないという制約がある。驚いたという感情を示す際には、現代映画のように台詞で直接描写することができず、その感情を演技しなければならない。その意味においては、役者全員がpantomimistになる。『天井桟敷の人々』のJean-Louis Barraultがすぐれていたが、本作に登場するあらゆる俳優のpantomimeの技が優れていた。

おそらく、字幕の特性上、ふんだんな会話に彩られたストーリーという構成は、silent movieでは発達しなかった。会話のための字幕を多量にはさんでしまっては、肝心のpicutureが連続しない。