1895-1910年代 普通 (好みで)
Segundo de Chomón監督 今回、監督の作風の中ではいたって平凡な作品に見えた。ただし、ストーリーが措定されていない作品においては、映画というよりもむしろ芸術映像として、技巧映像として視聴するほかない。その意味においては相変わらずの魅惑的な画面…
Hal Roach監督 1919年の作にしては平凡な作品である。
Pat Sullivan監督 ネコの独特な尻尾の描写が特徴である。私は、ミルクを飲んだネズミが黒から白へ変容した様が気に入った。
Émile Cohl監督 ストーリーにはなっていないけれど、見事な変容を見せた。
Max Linder監督 マックスが張り付き男になってしまい、様々なドタバタを繰り広げる軽快なコメディ。
Irvin Willat監督 Harry Houdiniは奇術師である。その術は秀でており、皆は彼のことを脱獄王と呼んでいた。彼がフィルムに登場し、おそらく最初期の部類に入る飛行機の空中撮影がシークエンスに入る。素晴らしい試みであった。
Roscoe Arbuckle監督 10分程度ながら完成された作品。全員、着こなしが洒落ている。
Max Linder監督 のちの時代に流行るスラップスティック・コメディーの数々よりも、こちらの方が優雅である。私はこちらの方がこのみである。
Harold Lloyd監督 普通。
Max Fleischer監督 創意工夫にあふれた作品。遊び心がある。
Winsor McCay制作 アニメーションの動きがなめらかであった。
Thomas Edison監督 はじめは普通の作品かと思った。劇を正面から撮影する、20世紀初頭の手法を踏襲しているだけだと感じたからだ。しかし、途中から鏡が登場して評価が逆転する。私が、映画において鏡が登場したフィルムの中でおそらく最古である。 鏡は人物…
監督不明 (Selig Polyscope Company製作) 「The Wonderful Wizard of Oz」の世界観をあらゆる努力でもって再現したことがわかる。好印象な映画であった。本作だけではストーリーが掴みにくい部分もあったが、原作小説は1900年に発行され、おそらく当時の人は…
Georges Méliès監督 同時代で活躍したメリエスとチョーモンではどちらが優れているだろうか。似たような技術を用いて似たようなテーマを取り上げる当時の流行の中で、より独創的であり、他の人には考え付かないようなアイディアを作り続けたのは、一般的に考…
H.J. Miles監督 いたって普通の海辺である。
Ferdinand Zecca監督 普通。しかし同世代の様々な作品よりも、テーマが綺麗な作品である。
Segundo de Chomón監督 『月世界旅行』の展開に見慣れていると、月面着陸の今回の展開はまさかであり不意を突かれる。
W.R.Booth監督 今回に限ったことではないが、映画におけるSFとは現実から非現実=夢の世界への超越がある。今回の作品はその超越が監督の中でも意識されていたというか、意図が明瞭な作品であり好感が持てる。
Segundo de Chomón監督 いたって普通である。
Émile Cohl監督 これはいたって普通である。
D.W. Griffith監督 まさに悲劇の古典的ストーリーである。マッチ売りの少女を彷彿とさせる貧困少女と雪のコンビネーションが、来るべき悲劇を確固たるものとするべく象徴している。そして二度目にあった時には死んでいる。悲劇を作るべくして生まれたコンビ…
Georges Méliès監督 使用した技術のバリエーションが少ない分、ネタの豊富な作品である。
Ferdinand Zecca監督 20世紀初頭には、すでに透明人間の原理が完成したというのは映画界にとって素晴らしいことではないか!
Georges Méliès監督 監督の中では普通の出来である部類に入る。
Segundo de Chomón監督 巻き戻しの基本的手技。一体何回飛び込むのだ。
Segundo de Chomón監督 監督には大きいものと小さいものに関するイリュージョンという視点がある。その視点は、かなり監督にとっても好ましいものであるのか、しばしば彼の作品に採用されている。一方で近年のSF映像作家からは失われてしまった視点である。 …
Segundo de Chomón監督 ストップモーションの基礎的な作品である。
Segundo de Chomón監督 監督の作品を多数知っていれば、今回は割と普通の部類に入る。
Segundo de Chomón監督 遠近法のトリック。ウイスキー瓶がおじさんに変化してしまうのが面白い。
Segundo de Chomón監督 当時のあるダンサーを映画風に撮影したもの。