a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Easter Eggs (1907) - 活き活きとした

Segundo de Chomón監督

 監督には大きいものと小さいものに関するイリュージョンという視点がある。その視点は、かなり監督にとっても好ましいものであるのか、しばしば彼の作品に採用されている。一方で近年のSF映像作家からは失われてしまった視点である。

 ところでイリュージョニストの女が活き活きとしている。スペインの女の生きざまが、今回の作品から透けて見える。一般に日本の女はもっと生き方においてくたびれているものだ。1世紀前のスペインにも負けているのである。