a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Spartacus (1960) - 贅沢な映画を観る。

Stanley Kubrick監督。

大勢のエキストラを贅沢に用いた映画である。一方でカメラワークは単調なので、3時間強の作品としては目が飽きてしまうかもしれない。Stanley Kubrickらしい撮り方にもなっていないので、彼の作品として観てよいものか個人的には疑問が残る。

ストーリーの最後で主人公は磔になっている点は、今から観たら逆に新鮮味がある。今の映画の作り方とは違う。磔にしてしまったら続編が作れない。一般論として、現代の映画であったら主人公はなんらかの方法によって脱出し、妻と共に逃げるようにストーリーを構成する。帝政側の兵士が心変わりしてこっそりと主人公を逃がしてもよいし、グラッカスが反乱を起こしてもよかった。

しかし、正しいとされている史実に忠実となることは、重要であるに違いない。