Bruno Barreto監督。
Theodore Shapiro音楽制作。
主人公は、地方線に勤務しなければならなくなったシークエンスは挫折といえば挫折ではあるが、基本的にすべてのシークエンスを楽観的に愉しんでいる。非常にポジティブな映画である。映画の普通な潮流に乗ってしまうと、挫折したことで主人公が苦しんで、酒びたりになるか、他の人間関係も上手くいかなくなるようになる。本作は、基本的に主人公はどこでも人生謳歌しているし、その性格はまさに題名通りの視点で物事を見ているかのようである。そして、ストーリー上の問題が発生したとしてもすぐに解決する。
その楽天性の裏返しであるのか、悪役がまた根からの悪役性を持っている。自分の性格・行動にまったく問題を感じていないため、この悪役の女もまた楽天的な性格なのであった。もしくは、楽天的な悪役とでもいえるのだろうか。
疲れているときには、案外と本作は良いかもしれない。