a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Alphaville (1965) - 鏡の使い方が秀逸な映画を観る。

Jean-Luc Godard監督。

Paul Misraki音楽制作。

鏡の使い方が秀逸な映画。ドアの取手付近にある金属板の部分さえも鏡面として使用してしまっているほどの、圧倒的なこだわりによって様々な鏡の応用例を観ることができる。

意識と、何故と質問する事の二点を禁じられるα都市 (Alphaville)での主人公のスパイを軸としたストーリーである。洗脳された人間の、低めの阿波踊りでも踊っているかのようなコミカルな演技もまた良い。非現実な部分で遊びを入れられるところも、この監督の良さである。

Anna Karinaの演技が上手いのか、それとも下手だからなのか、どちらにせよこの映画の登場人物として良く映えている。フランス人女優は、死ぬ演技とリアリティが一致しない傾向がある。