a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Gulliver's Travels Among the Lilliputians and the Giants(1902) - 大小関係のストーリーを観る。

Georges Melies 監督。

巧妙な子供だましである。画面を組み合わせる多重露光の技術があれば、巨人や小人が描ける。しかし子供だましと侮ってはいけない。

大小関係とは相対的な事象だから、実際にどちらが巨人なのか、もしくは小人なのかの判断が付かない。大きいものと小さいものが混在しているのが楽しいのであって、その楽しさだけで映画作品としている。ゆえに娯楽的な実写化ができた点で面白いが、できれば映画ならではの明瞭なストーリーも欲しいところであった。