a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Occupations(2007) - 最悪の映画

Lars von Trier監督

 監督が自ら出演して、映画を観ている。隣の男がおしゃべりで気が散るので殺してしまう。それもピッケルで執拗に頭を殴る。とんでもない人である。監督がおしゃべりな役者を殺してしまうのだから、怖い怖い掌編。しかしよく考えると、監督は映画のキャラクターをどこで殺すか考える職業だから、彼が「I kill.」と答えるのは正しい。でもそれを映像化してしまうという、そこまでやる監督はLars von Trierだけである。おそろしい監督である。