a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

1895-1910年代 ベスト

Tiny Tim and the Adventures of His Elephant (1913) - 象の力

監督不明 フランスの映画であるそうだが、監督名が調べられなかった。象があまりにもストーリーに忠実に動くので、私は人が中に入っているものと思っているのだが、一方で本物の象にも見えた。象をストーリーの主軸に置くのは難しいようで簡単であり、撮影す…

The Cameraman's Revenge (1912) - どこまでも暴力的に

W?adys?aw Starewicz監督 容易に暴徒化しそうな虫たちのフィルムである。当時のあらゆるスラップ・スティックコメディよりも本作の方が暴力性が強いように見えるのは、登場者が昆虫であるからである。彼らには遠慮や力の加減というものがない。少なくとも人…

Une Excursion Incoherente(1909) - 映画の基礎

Segundo de Chomón監督 映画の楽しさの発想としての基礎がすべて詰まった作品。ピクニックに出かけた先では、美味しそうな食べ物の中には全部虫が入っている! 暖炉の中で繰り広げられる幻影や、アニメーションの数々。現代に至るまでの、有声映画の特徴を除…