a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Sound of Music(1965) - 珠玉音楽の宝庫。歴史的名作。

Robert Wise監督。 今の日本のTVCMで使われている音楽で、ここから取り上げられているものが依然として多い。この映画を観れば、必ずは聴いたことのある音楽が見つかるという、映画音楽の歴史的名作である。

冒頭で、風の音、鳥の鳴き声、鐘の響きなど数々の音を組み合わせていく、音響の技術が用いられている。その後も、すばらしい音楽のオンパレード。物語は最後には亡命の方向に変わり、ミュージカルの性質が一気に無くなる。愛国心を高らかに歌い上げるような、ヒロイックなハッピーエンドへと急激に祭り上げるのである。
そういった点も、時代性を感じる要素であり、現代ではなかなか出来る芸当ではない。